20代SE 忘備録

普段自分が考えたことや学んだことを忘れないように書いていきます。

風の歌を聴け 鼠の発言が理解できるようになった

 高校生、大学生の頃、私は村上春樹の小説が好きでした。今ではあまり小説を読まなくなったのですが、それでもいくつかのセリフは心に残っています。特にデビュー作「風の歌を聴け」は何度も読み返しました。面白い小説は何度も読み返したくなりますが、読むたびに色々な感想を抱きます。したがって、昔はよくわからなかった言葉でもわかるようになった言葉があります。

 正確なセリフが思い出せず、本棚を見ても本がないのであいまいですが、確か「お金持ちは人工衛星のようで、一度お金持ちになれば何も苦労しなくてもずっとお金持ちでいられる」的な発言だったと思います。当時は高校生だったこともあり、お金持ちも稼ぐのに苦労してると思うけどなぁと思っていました。いえ、確かに会社を経営したりするなどは大変な労力がいるでしょう。しかし、資産運用することで得られる利益は単純に会社勤めすることによる得られる利益よりはるかに大きいです。ただし、人工衛星といったのは上手いですよね。その軌道に乗せるのが大変です。そういったことが働き始めてわかるようになりました。