20代SE 忘備録

普段自分が考えたことや学んだことを忘れないように書いていきます。

「石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? 岩瀬昇著」を読んで

  また、タイトルに石油の埋蔵量とありますが、埋蔵量の算出方法に関する本ではないです(もちろん多少は出てきますが)。1次エネルギーに関する本で、特に化石燃料に関する歴史や世界の情報について解説されています。石油の所有権についてアメリカでは土地の持ち主であり、他の国(日本も含む)では国のものというように、国によりルールが違うという話が面白かったです。こういったルールの違いが、ビジネスチャンスに結びつくかもしれませんね。

 

 ところで、私はよく今後の自動車が電気自動車になるのか、水素社会になるのか、はたまたガソリンのままなのか非常に興味があります。しかし、この本を読んで電気や水素の動向ももちろんですが、それ以上に1次エネルギーをどのように確保するのか、という問題も同じくらい重要であると思いました。日本は海外からエネルギー資源を輸入しています。その上で、電気や水素をつくるのです。したがって、どのように安定してエネルギー資源を確保していくことかが、日本にとって、日本人にとって考えなければならないことだと思います。きっとここに大きな商機があるように思われます。