20代SE 忘備録

普段自分が考えたことや学んだことを忘れないように書いていきます。

「ぼくがジョブズにに教えたこと ノーラン・ブッシュネル著」を読んで

 ノーラン・ブッシュネルは、あのスティーブ・ジョブスが無名の時代から彼の才能を見出して、自分の会社(アタリというビデオゲーム会社)に雇い、アップル創立にも支援を行った人です。この本では、会社が創造的(クリエイティブ)であるには、次なるジョブズはどうすればでてくるのかを中心に全部で51ものアドバイスが上げられています。

 アドバイスが多く、内容を咀嚼して実行に移すのは大変そうですが、いくつか印象に残ったことを書いていきます。まずは、「情熱をもった人を採用すること」です。技能や知識は後からでも身に付きますが、情熱はなかなか難しいとのこと。その判断は難しいですが、目を見ればわかると。次に「最悪のアイデアで考えてみる」です。これはどういうことかというと、例えばあるアイディアをいいものから悪いものまで並べて、悪いものを取り組むとしたらどうするか、を考えるというものです。普段否定的に見たものはそのまま、考えることもなくなるのですが、このように考え方を無理やり逆転させることで、多角的な考え方が身につくそうです。そして、最後に「反対意見は書面でださせよ」というものです。私の会社でも否定しかしない人がいますが、そうすると何も前には進みません。そういった時に、書面で出させると誰がはっきりと否定したかわかるということです。またこれを回覧することで色々な人の意見を入力してもらうことができます。51のうち3つしかあげていませんが、参考にしたいことは多く、何度か読み返したくなる本でした。