20代SE 忘備録

普段自分が考えたことや学んだことを忘れないように書いていきます。

旅する力 深夜特急ノートを読んで

  深夜特急というかの有名な本の著者である沢木耕太郎が旅について書いたエッセイが「旅する力 深夜特急ノート」です。どのようにして深夜特急が書かれたかといった話や、旅に関する著者の考え方が述べられています。深夜特急は、最初読んだときはそこまで面白いとは思わなかったのですが、ついまた読み返したくなり段々と好きになった本です。この本の中で「旅には適齢期があるのかもしれない」と述べています。私の経験でも、「適齢期」と言っていいのかわかりませんが、何が旅の楽しみかというのは年齢とともに変わってきたと思います。

旅の適齢期-旅の楽しみ方の変化

・高校生の頃まで

 家族で九州旅行に行ったとき、車やフェリーで移動していましたが、正直ポケモンとかのほうが楽しかったです。

・大学生

 友達と京都や北海道に行ってました。この頃は友達と(少し)非日常の時間を共有することが楽しかったです。これは旅というよりも、「お出かけ」といったほうが正しかったと思います。

 この本では「旅という病」という章がありますが、私は大学を卒業するまではまったくの健康体でした。笑

しかし社会人になって、仕事でタイに行ったことが転機となりました。土日にタイの街をふらふらとみて回っていました。有名な遺跡も見に行ったり、現地の人ばかりの屋台街で夕食をとったりしました。そこでは全てが刺激的でした。(食べ物も辛すぎで、まさしく刺激的でした。。。)しかし、周りにいるのはタイ人ばかりで必然と自分と向き合う時間も増えます。自分が何を考え、なぜここにいるのか。また今後自分はどうしていくべきなのか。

これからの旅の楽しみ方

 あと少しで30歳になります。海外旅行をしても以前ほど刺激を感じなくなっています。しかし、まだまだ見たことがないところに行って多くの刺激を受けたい、気の赴くままに知らない待ちをふらふらしたいという欲求はまだまだあります。そもそも社会人になってから一人旅をしだした僕にとって、旅はまだまだこれから楽しんでいくものだと思います。