20代SE 忘備録

普段自分が考えたことや学んだことを忘れないように書いていきます。

2018-01-01から1年間の記事一覧

「会社を強くする人材育成戦略 大久保幸夫著」を読んで

この本を読んだ感想はいくつかありますが、自分の中での気づきをメモとして記します。まず、自分の課長、部長が何を考えているのか、あまり意識していませんでした。しかし、組織というのはトップダウンばかりではなく、各々のメンバが自律的であるべきだと…

「データ分析の力 因果関係に迫る思考法 伊藤公一郎著」を読んで

データを分析し、そこから因果関係を考えるというのは、普段会社で行う機会があると思います。また私の会社では、議論をする際に声の大きい人の声が強く、物事が動くことが多いように思います。しかし、そういった時にデータで物事を考えることができたら、…

「砂糖の社会史 マーク・アロンソン、マリナ・ブドーズ著」を読んで

世界にはかつて奴隷制というものがあって、アフリカ大陸から多くの黒人が奴隷としてアメリカ大陸(特に中南米)へ連れていかれました。この事実自体は知っていたのですが、これが砂糖をつくるためであるとは知らなかったです。この本では砂糖を巡る人類の歴…

「日本型バイオエタノール革命 山家公雄著」を読んで

私は日本の、もっというと世界のエネルギーや食糧事情に興味があります。バイオマス燃料はまさに両分野に関わることであり、国としてどうあるべきか議論する内容でもあると思います。この本を読むまでは、食料をエネルギーにするのは問題ではないかと思って…

「Work Rules ラズロ・ボック著」を読んで - 自由は無料(Freedom is free)

「Work Rules」という本はGoogleの人事担当上級副社長ラズロ・ボックが書いた本で、人事に関して採用や育成などのルールをどのようにGoogleがつくってきたか、またそれはどのような狙いがあってそうしているのか、ということについて書かれています。まだま…

「インドの科学者 頭脳大国への道 三上喜貴著」を読んで

インドは私が行ってみたい国の一つです。文化、歴史に加え近年ではITの分野でインド人は活躍をしています。またロケットや原子力でもインドは進んでいるそうです。この本ではインドの科学者(数学者)を振り返り、近代の発展してきた歴史を解説しています。…

「仏教の共生思想と科学技術」を読んで

私は仏教などの宗教や思想に興味があります。それは、科学ではわからない問いに対して何らかの考えを得ることができるからです。科学ではないので、その説が正しい、正しくないという議論はおいておいて、そういった考え方もあるなというのを知る意味で有用…

「ゼロからトースターを作ってみた トーマス・ウェイツ著」を読んで

自分一人では何もゼロから作れない、これは私が中学、高校生のときから思っていたことで、残念ですが社会人になった今でも同じです。この本のタイトルを見たときに、中学生の時を思い出したので読んでみることにしました。まだ私が中学生の頃、ガリレオが望…

「仮想化の基本と技術 清野克行著」を読んで

仮想化技術そのものというよりも、クラウドを用いたサービスについて興味があったので読んでみました。サーバー、ネットワーク、OS、アプリケーションといったものの仮想化についてそれぞれ丁寧に解説がされており、仮想化技術について基本的な概略を理解す…

「ぼくがジョブズにに教えたこと ノーラン・ブッシュネル著」を読んで

ノーラン・ブッシュネルは、あのスティーブ・ジョブスが無名の時代から彼の才能を見出して、自分の会社(アタリというビデオゲーム会社)に雇い、アップル創立にも支援を行った人です。この本では、会社が創造的(クリエイティブ)であるには、次なるジョブズ…

「資本主義という病 ピケティに欠けている株式会社という視点 奥村宏著」を読んで

私は株式投資をしています。また株式会社の従業員でもあります。株式会社が存在するのが当たり前だと思っていて、特にそれについて考えることはがなかったです。しかし、社会制度に興味があり、この本を読むことにしました。 株式会社がイギリスの東インド会…

「石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? 岩瀬昇著」を読んで

また、タイトルに石油の埋蔵量とありますが、埋蔵量の算出方法に関する本ではないです(もちろん多少は出てきますが)。1次エネルギーに関する本で、特に化石燃料に関する歴史や世界の情報について解説されています。石油の所有権についてアメリカでは土地の…

「検証 働き方改革 日本経済新聞社編」を読んで

安倍政権のもと取り組まれている働き方改革について、その動向や企業の声について調査した本です。この本を読んだ私の理解、感想は以下のようになります。 まず日本の労働人口はこれからどんどん減っていきます、したがって日本の産業競争力をつけるにはどう…

電気自動車は流行らない - 米国エネルギー省顧問 物理学教授の予想

「カリフォルニア大学バークレー校特別講義 エネルギー問題入門」を読んでみました。この本の著者はリチャード・ムラーという物理学教授で米国エネルギー省の顧問をしているそうです。この本は表題にあるような電気自動車に関する予想がメインではなく、エネ…

人材が不完全燃焼な日本企業 「なぜ日本企業のビジネスはもったいないのか 黒田豊著」を読んで

日本の企業は潜在力はあるのに生かしきれていない、またイノベーションをどのようにして起こすのか、著者の経験に加え、Googleやアップル等の事例を踏まえてその方法について提言されています。 その中で、日本企業がイノベーションを起こせない原因の一つと…

「60分でわかる! クラウドビジネス最前線」を読んで

クラウドという言葉はよく聞きますが、実際にどういうものか知りたくてこの本を読みました。クラウドは今まで社内にあった「モノ」を外部の環境に出し、どこでもアクセスでき、また自社でサーバーを持たずに使った容量の分だけ課金される、逆に容量が足りな…

「シュメール人の数学 粘土板に刻まれた古の数学を読む 室井和男著」を読んで

この本はシュメール人の数学について、概要を説明した本としては世界で最初の本(おそらく)だそうです。私は科学や数学に関する歴史が結構好きなので、タイトルを見てすぐに読むことにしました。 出てくる数学はそれほど難しい内容ではないため、数学で詰ま…

製造業は何を目指すのか?TPSを勉強して考えていること

現在TPS(トヨタ生産方式)について勉強しています。方法としては、本やインターネットをみたり、トヨタで働いている友達に聞いたりしています。しかし、自分の中ではこれがTPSだというのは見つかっていません。なんとなくわかった気でいる感じです。やはり実…