20代SE 忘備録

普段自分が考えたことや学んだことを忘れないように書いていきます。

人材が不完全燃焼な日本企業 「なぜ日本企業のビジネスはもったいないのか 黒田豊著」を読んで

 日本の企業は潜在力はあるのに生かしきれていない、またイノベーションをどのようにして起こすのか、著者の経験に加え、Googleやアップル等の事例を踏まえてその方法について提言されています。

 その中で、日本企業がイノベーションを起こせない原因の一つとして「人材が不完全燃焼な日本企業」が上げられています。仕事の中で上司や先輩に気を使い過ぎて萎縮してしまい、言いたいことを言えなくなっていると述べられています。そして小さくなって仕事をしているうちに、小さくなっていることも気づけなくなっている人もいると指摘されています。私も自分の仕事ぶりを振り返るとよくあてはまるなぁと思いました。今の会社でずっと定年まで過ごそうと思うとどうしても波風が立つことを敬遠するきらいがあると思います。

個人としてはどうするか

 どのような意識や姿勢で働くかということは、どう生きるのかにも直結すると思います。人生の大半は仕事をして過ごさなくてはいけないので。今のような働き方では、自分の人生は本当にこれでよかったと思えない気がします。やはり言うべきことは相手が誰でも言うべきだと思います、私はそれを心がけようと思います。

(米国では日本より雇用の流動性が高いので、自分の主張を殺して小さくなっている人は少ないそうです。このあたりは雇用制度も関係するので個人ではなかなか難しいですが、まずは自分の気持ちから変えようと思います。)

「60分でわかる! クラウドビジネス最前線」を読んで

 クラウドという言葉はよく聞きますが、実際にどういうものか知りたくてこの本を読みました。クラウドは今まで社内にあった「モノ」を外部の環境に出し、どこでもアクセスでき、また自社でサーバーを持たずに使った容量の分だけ課金される、逆に容量が足りない時には簡単に容量を増やすことができる、という特徴があります。「モノ」というのは「OS、ミドルウェア、アプリ」があり、どれをクラウド化しているかで分類ができます。あと利用形態として「パブリッククラウドプライベートクラウド、コミュニティクラウド、ハイブリッドクラウド」がありますが、セキュリティ性の高い「ハイブリッドクラウド」が気になりました。この本を読んでいてクラウドの一番のデメリットはセキュリティにあると思いましたので。

 いずれにせよ、この本はわかりやすく入りにはとてもよいと思います。今後はMicrosoft AzureやAWS(Amazon Web Services)など具体的な商品を調べることで知識を深めていこうと思います。

 

「シュメール人の数学 粘土板に刻まれた古の数学を読む 室井和男著」を読んで

 この本はシュメール人の数学について、概要を説明した本としては世界で最初の本(おそらく)だそうです。私は科学や数学に関する歴史が結構好きなので、タイトルを見てすぐに読むことにしました。

 

 出てくる数学はそれほど難しい内容ではないため、数学で詰まることはないのですが、楔形文字にはそれほど興味を持つことはできなかったです。ただ著者はこのシュメール人の数学だけを専門にしてきたのではなく、予備校の数学講師としての仕事の傍ら研究をしてきたということは羨ましく思ってしまいます。それだけのめり込めるものがあるということと、成果を残せる能力があるということが憧れます。

 

数学に関する内容で惹かれたのは

 数学に関する部分ではシュメール人複利計算をしていたことが印象的でした。既に複利計算がされていたことにも驚きですし、この件についてアメリカの教授の論文の誤りを指摘した結果、相手から誹謗中傷するメールが来るなどした事件(?)が記憶に残っています。誰でも自分の誤りを指摘されるのは気分がよくないですが、反省して誤りを認めるという姿勢は皆が持つべき態度だと思います。(声が大きい人の主張が通るような環境は間違っていると思います。まあ往々にしてそういうのは会社でもありますが。。。)

 

製造業は何を目指すのか?TPSを勉強して考えていること

 現在TPS(トヨタ生産方式)について勉強しています。方法としては、本やインターネットをみたり、トヨタで働いている友達に聞いたりしています。しかし、自分の中ではこれがTPSだというのは見つかっていません。なんとなくわかった気でいる感じです。やはり実体験を伴わないと理解は難しいです。(TPSは理論から作られたものではないのでなおさら難しいです。)

 あくまで私の理解の中だけですが、TPSでよく聞く言葉「JIT(Just In Time)」と「自働化」についてわかったことを書きます。TPSはそもそも多品種少量生産と同時に高いQCDを目指すものです。これは「企業」とは何を目指すべきか、ということを明確にしていると思います。そしてQCDの中で高いD(Delivery)とははまさにJITそのものです。要するに必要な時に、必要なものを、必要なところへ、必要なだけ納入します。必要な数だけというところが難しく、在庫をいくらでも持つことができれば迅速に納入することができます。しかし、多品種少量生産では多くの品種があり一般に価格が高い製品(それこそ車など)では難しいです。(在庫は売れないと最終的には処分しないといけません。)そこで、余分なものをつくらないために各工程を同期化するのが「カンバン」となります。カンバンにより運搬や生産を支持し、各工程を同期化します。

 また自働化ですが、これはニンベンがついていることから分かるように、人が主体となり、不良が起こったら機械を停止して再発防止策を講じることです。一般にQCDについてそれぞれ相反すると考えられます。Q(Quality)を向上しようとするとC(Cost)が上がります。しかし、不良をなくすことはQCDを同時に向上させることができます。また不良だけでなく「ムダ取り」も同様です。

 要するにTPSとは単なる生産に関する技術の集まりというよりも企業が目指す方向を明確にし、どのようにそれを実現するのかというアプローチから生まれた知識、技術の集まりだと思っています。またそれが扱うのは広範囲におよぶため人によって解釈が異なるように見えているのかもしれません。

英語学習 - 死に関連する単語

 死に関する単語を調べてみました。まず動詞で「死ぬ」はdieです。

He died on that day.彼はその日に死んだ。

あとpass awayというのも「死ぬ」という意味でよく使います。

 

形容詞では「亡くなった、死んだ」というのはdeadやdeceasedがあります。

葬儀屋はundertakderといいます。underでtakeする人???わかるようなわからないような感じです。あとお葬儀はfuneralです。seviceと一緒に使われてfuneral serviceも葬儀という意味でよく使われます。(ニュアンスはよくわかりませんが)

 

棺はcoffinで、納棺はenconffinmentです。enは入れるという意味があるので、それの名詞ですね。

英語学習 - preservation と protectionの違い

preservation と protectionはどちらも保護と訳されることがありますが、どう使い分けるのでしょうか。ロングマン英英辞典を見てみます。

 

まずはpreservationは

「when something is kept in its original state or in good condition

となるので、何かを元々の状態やいい状態を保つという意味ですね。

 

次にprotectionは

「when someone or something is protected」

とあります。誰かもしくは何かが"protect"されているということですね。preservationはsomethingしかないので、人には使われないのでしょうね。しかし、protectがまだよくわからないので、調べてみると

「 to keep someone or something safe from harm, damage, or illness」とあります。なんらかの害悪、損害や病気から誰かもしくは何かを安全に保つということですね。

 

少なくともpreserveは人には使わないということはわかりました。うーん、、protect the environmentもpreserve the environmentもどちらも使いますが、protectは守るべき対象に対して負に作用する事象を意識しているということでしょうか。

「現代生産マネジメント TPS(トヨタ生産方式)を中心として 伊藤賢次」を読んでみた

 TPS(トヨタ生産方式)という言葉は、製造業に携わる人や携わるとまではいかなくても関わる人にはよく聞く言葉だと思います。私もよく聞く言葉なので勉強してみようと思い、表題の本を読んでみました。(正確には読み始めてみました。)

 

 この本では現代の生産マネジメントに関する課題に対して、どのように対応するのかという点からTPSを説明しています。具体的には、「多品種・少量生産」と高いQCDを同時に達成しなくてはならないという課題に対して、TPSがどのように対応するのかということを説明しています。まだまだ読み始めたばかりなので、もっと読み込んだのち、自分なりの解釈が持てればいいかと思います。(TPSについて、色々書かれた本やネットでの情報を見ていると、解釈が人によって異なるように思います。)

 

 いづれにしても、単に「かんばん」や「ムダどり」の手法を説明するだけではなく、上記の生産管理の課題をどのように解決するのかという話から始まるので、ストーリーがすっきりしておりTPSの重要性が明確に認識できると思います。