20代SE 忘備録

普段自分が考えたことや学んだことを忘れないように書いていきます。

トップバリューのカオマンガイを食べてみた感想

 皆さんはタイ料理で好きな料理は何ですか?私は色々ありますが、その中の一つがカオマンガイです。鶏を茹でて、そのときに出るダシでタイ米を炊いたものです。初めて食べたのは実は日本のタイ料理やでした。シンプルな料理にも関わらずその美味しさは衝撃的でした。鶏のダシがよくしみ込んだタイ米、ぷりっとした鶏肉、そしてあのパクチーの香り、あっという間に虜になっていました。

冷凍食品のカオマンガイの味は…

 そんなカオマンガイが大好きな私ですが、先日イオンの冷凍食品コーナーでカオマンガイを見かけました。値段も手ごろなので(確か400円もしないくらい)、試しに買ってみることにしました。

結論から言うと、冷凍食品としては美味しいです。ただ、私の好みからするともっとタレは辛みや酸味が足りないと思います。甘い味噌?みたいな味でした。あと、お米なんですが、タイ米の種類によるのかなんだかモサモサしてました。。

あの値段であの味だったらいいかなとは思います。

 

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 ちなみに、前のブログでチェンマイでの鶏料理の写真を上げましたが、あれは実はカオマンガイを探しているときに見つけたものです。確か鶏を茹でるのではなく、焼いた料理だったと思います。残念ながらカオマンガイはなかったのですが、あちらも美味しかったです。

 

sy0807j.hatenablog.com

 

旅に出たい今日この頃 次はインドに行ってみたい

 今年は何度目かのタイ旅行に行ってきました。いつもはバンコクパタヤなどですが、今回はタイ北部のチェンマイに行ってきました。本当は近くの小さい町などにバスでいってみたかったのですが、思ったよりチェンマイは大きい街で結局チェンマイにしか滞在できなかったです。

 しかし、チェンマイの物価は安くてよかったです。下の写真のチキンライス(?)ですが、これとペットボトルのコーラがついて確か50バーツ(170円)ほどでした。

 

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最近旅に出たい衝動に駆られる

 チェンマイは大きい街ですが、基本的に私は徒歩が多かったです。知らない街を歩くのが好きなので。ただ、バンコクでの飛行機の乗り継ぎや滞在期間が短かったために色々と忙しく動き回ったので疲れてしまいました。もう一人旅はしばらくいいかな、なんて思ったりしてました。

 しかし、日本に帰ってすべてが「日常」に戻ってしまうとタイの街がなつかしくなります。あの体力を奪う暑さや、スパイスの効いた辛い料理を思い出します。(↑の料理も結構からかったです。)日常を生き抜く上で、やはり楽しみや息抜きが必要です。私にとっては海外旅行をし、人間関係がほとんど断たれた街でふらふらするのが息抜きとして必要なのかもしれません。次はインドに行ってみたいけどおなかを壊しそうだな、なんて思います。

 

旅する力 深夜特急ノートを読んで

  深夜特急というかの有名な本の著者である沢木耕太郎が旅について書いたエッセイが「旅する力 深夜特急ノート」です。どのようにして深夜特急が書かれたかといった話や、旅に関する著者の考え方が述べられています。深夜特急は、最初読んだときはそこまで面白いとは思わなかったのですが、ついまた読み返したくなり段々と好きになった本です。この本の中で「旅には適齢期があるのかもしれない」と述べています。私の経験でも、「適齢期」と言っていいのかわかりませんが、何が旅の楽しみかというのは年齢とともに変わってきたと思います。

旅の適齢期-旅の楽しみ方の変化

・高校生の頃まで

 家族で九州旅行に行ったとき、車やフェリーで移動していましたが、正直ポケモンとかのほうが楽しかったです。

・大学生

 友達と京都や北海道に行ってました。この頃は友達と(少し)非日常の時間を共有することが楽しかったです。これは旅というよりも、「お出かけ」といったほうが正しかったと思います。

 この本では「旅という病」という章がありますが、私は大学を卒業するまではまったくの健康体でした。笑

しかし社会人になって、仕事でタイに行ったことが転機となりました。土日にタイの街をふらふらとみて回っていました。有名な遺跡も見に行ったり、現地の人ばかりの屋台街で夕食をとったりしました。そこでは全てが刺激的でした。(食べ物も辛すぎで、まさしく刺激的でした。。。)しかし、周りにいるのはタイ人ばかりで必然と自分と向き合う時間も増えます。自分が何を考え、なぜここにいるのか。また今後自分はどうしていくべきなのか。

これからの旅の楽しみ方

 あと少しで30歳になります。海外旅行をしても以前ほど刺激を感じなくなっています。しかし、まだまだ見たことがないところに行って多くの刺激を受けたい、気の赴くままに知らない待ちをふらふらしたいという欲求はまだまだあります。そもそも社会人になってから一人旅をしだした僕にとって、旅はまだまだこれから楽しんでいくものだと思います。

フェルマーの最終定理 サイモン・シン 青木薫訳を読んで

 

 かの有名なフェルマーの最終定理をめぐって、それを証明したアンドリューワイルズの話を中心に、数論の歴史、数学者の逸話が書かれています。私は大学生の頃からあまり小説を読まなくなりました。もちろん小説の良さはわかりますが、実際の歴史に基づいて書かれた本のほうが面白く感じるようになりました。この本はそういった意味で、私の趣味にあっていました。

 

数学(や科学)を考える意味

 数学とは単なる知識や科学技術ではなく、人類が築き上げてきた文化の一つであると改めて思います。そしてそのような情報を発信する新潮文庫さんは企業として、社会の中で重要な役割を果たしていると思います。そもそもフェルマーの最終定理の証明が何の役に立つのでしょうか?この定理の証明により、速い車が作れるようになるわけでも、あたらしい素材が開発できるようになるわけでもないです。(きっと)それにも関わらず、この定理は「価値」あるものです。私はエンジニアなので数学の実用的利用に主眼をおいてしまいがちですが、このように高度な知的創造をするということが人間にとって人間たらしめるものの一つだと思います。

 

 

これが私のタイ語勉強法

これが私のタイ語勉強法

 最近タイ語の勉強を初めましてた。もともと語学はわりと好きなほうで、近いうち旅行に行こうと思い独学でスタートしました。私は今まで英語くらいしかまともに勉強したことはなかったので、どのようにスタートするかちょっと迷いました。やはり中学~高校までの英語勉強法は効率的ではない部分があったと思い、より効率的に、そして何よりあくまで趣味なので楽しく勉強しようと思いました。

 

 そこで、まずは音から覚えて単語や文法は後追いで学習するという方法を選択しました。そのときに選んだ参考書は「バンコク発 体験的タイ語会話 大前智之著」です。この本は日常会話でタイ語を覚えるという意味では非常に良い本だと思います。ただ、私の性格上どうしても文法なども気になってしまい、単に音を覚えるだけでは話すことができるようになるには時間がかかりすぎるのではないかと思い、次に「タイ語の基礎 三上直光」を選びました。この本でよいところはタイ語に発音の読みがついていないという点です。発音についても詳しく説明があるため、自分で発音記号や探していくうちに自然と読み方がわかってくるようになりました。やはり言語を学習する上で、ある程度の力技は必要な気がします。

 

ある程度文法を覚えたら、次はひたすら語彙を増やそうと思っています。これも中学、高校のように単に単語帳を眺めるのではなく音で文章ごと覚えてしまおうと思っています。その時には最初に述べた「バンコク発 体験的タイ語会話 大前智之著」を勉強しなおそうと思っています。しかし、アルファベットでないため学習速度が遅いです。。。話せるようにはいつなるでしょうか。

「面白くてぬ眠れなくなる数学者たち」を読んで

「面白くてぬ眠れなくなる数学者たち」を読んで

 

 僕は数学や科学は好きですが、それらそのものだけではなく、それらに関連する歴史やエピソードも同じように好きです。数学者が何を意図して数学をつくってきたのか、また科学者も同様でなぜそのような発見に至ったのか、もしくは理論をつくりあげたのか。このような背景は聞くだけで面白いですが、内容の理解に役立つこともあると思います。例えばこの本では対数を発明したネイピアの話がでてきます。彼がなぜ対数をつくったのか、またその対数がどんな役に立ってきたのかという話があります。対数は高校の数学ではいきなり出てきて公式を覚えてひたすら計算問題を解かされた記憶があります。

 しかし、もしその時対数がつくられた背景(大きな数字の計算を楽に行う)がわかれば、対数の公式(積の対数はそれぞれの対数の和になる)の有用性もわかってきます。そういった回り道をするゆとりこそが本当に必要な"ゆとり教育"だと思うんですが。

今社会人になって、何かを勉強する際には単にテクニックを覚えるということはせずにその周辺知識も含めて大まかに理解したうえで必要ならテクニックを覚えるということをしています。そのほうが知識も定着しやすいと思いますし、学生の時もそうやって勉強しておけばよかったと思います。

人(設備)を増やすと全体のパフォーマンスが低下!? スケジューリングの重要性

人(設備)を増やすと全体のパフォーマンスが低下!? スケジューリングの重要性

 

 生産計画や作業計画において、スケジューリングは非常に重要となります。なぜならばタスクの割り当ての仕方によって工場やシステム全体のスループット出来高)が変わってくるからです。中止していないと個々の設備の能力を増やしたり、また設備や人を増やすとかえって全体のパフォーマンスが下がることがあります。

以下の論文にはそういった例がいくつか紹介されています。「Bounds for Certain Multiprocessing Anomalies」 R.L. GRAHAM

 

さて今回は上記論文を参考に、人(設備)を増やすと全体のパフォーマンスが低下することを確認してみます。

 

まず、スケジューリングについてリスト法と呼ばれる方法をとります。これは作業(Task)を優先順位順に並べて、空いている設備に割り当てていくという方法です。

例えば、2台の設備(P1,P2)に対し、タスクを3つ(T1,T2,T3)割り当てることを考えます。

また各処理時間とタスクの半順序(タスク間の依存関係)は以下のようになっているとします。

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ここでタスクの優先順位はT1,T2,T3である。また各タスクにかかる時間は「/」の後ろに記載しています。また半順序があるので、T3はT1が完了後にのみ開始することができます。優先順位リストに従い、かつ半順序に従ってタスクを割り当てていくと

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になり、総処理時間ω = 3となります。

 

さて、次に同じようにして以下の問題を考え、これに対して設備を追加することで全体のスループットを向上させることを考えます。

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まず設備が2台の場合のガントチャートは以下のようになり、

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総処理時間ω = 1 + 3 + 2 + 2 + 2 = 10となります。ここで設備を1台増やすと

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となり、総処理時間ω' = 1 + 2 + 9 = 12となります。

つまり、設備を追加したことで全待ち時間が増えてしまい、総処理時間が増えてしまいました。したがって、単純な割り付けロジックでは待ち時間が増えてしまうことがあるため、スケジューリングを行う際には注意が必要である、ということです。

なお上にあげた論文では、上記のように設備(Processor unit)を増やした場合だけでなく、個々の能力を上げた場合や優先順位リストを変更した場合も載っています。